スズノスケと私
スズノスケ(SUZUKI GN125)とサビノスケ(KAWASAKIエストレヤ)と私のツーリング日記です
【 土偶 】 縄文へのタビ (2) 【山梨】  
06/14
一泊2000円のお得なホテルを見つけたのに、駐輪代600円を上乗せされて、またちょっと機嫌悪くなる。
晩ごはんは、猟師さんのお店を再訪問した。
自ら仕留めたイノシシと自ら採取のネガマリタケを料理してくれた。
どちらも食べるの初めてだ。


翌朝は、美ヶ原ですばらしい雲海を見た。

南アルプスふるさと伝承館。
壺に描かれたダンサー。

半蛙半人なんだそうだ。
この博物館の館長さんは、博識で説明上手。
興味深くて感動的なお話だった。
中でも心に残ったのは、縄文時代には戦争がなかった、という話。
暴力はいけないのでやめましょう、ではなく、戦争という発想そのものがなかった。無意味なので。
縄文ライフは 狩りと木の実採取なので貯蔵が効かないし、少人数のほうがうまく回る。
よその村を攻めて人や食料を奪っても何の得もないのである。
しかし、米作りとともに戦争はやってきた。
米は貯蔵が効くから蓄えたら富になる。土地に価値も与えた。
貧富の差ができ、他人の富を奪うことが利となる世界になった。
土偶界のアイドル・ラヴィー。

パネルに「何に見えますか? 土偶に正解はありません。自由に想像してみてください」
と書いてあったので、
「お腹いっぱいでしあわせなキモチになってる人だと思います。」と私の見解を発表したら、
「ちがいます。」と館長さんに全否定された。
館長さんのおかげで、今回訪れたなかでこの博物館がいちばん楽しかったです。
次。
山梨県立考古博物館。
さすが県立で展示品は充実していた。
しかし、前の館のように面白い解説してくれる人がいないのは寂しい。
ちょうど 人面付き土器の企画展をやっていた。
5000年前の コップのフチ子さん。

うしろから見ると、

一生けん命へばりついている。
壺に顔が付いてるのは、壺を女性の胎に見立ててるらしく、中には

こんな風に赤ちゃんが産まれてくる瞬間を象ってる壺も。
私のお気に入りは、
5000年前の 踊る棒人間。

(壺側面展開図)
棒人間が変化して、踊る蛇おんなになり、

ついには、何かわかんない謎の生物に。。。クリオネ? 宇宙生物?

縄文時代へのトリップ、楽しかった。
釈迦堂考古館も行く予定であったのに、ゆっくり鑑賞しすぎて時間がなくなってしまった。
また来よう。(おしまい)

精進湖ブルーラインから 山中湖 R246経由で帰宅。
本日の 走行距離:260km

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コメント
お久しぶりです
南アルプス市にあるやつですよね?私も1度行ってみたいと思ってました。私も先月ビーナスライン走りましたが、ガソリンが高くて驚きました。
タビコさんが縄文トリップを楽しんでいた頃、私はスクーターでコケて救急車に乗って病院へトリップしてました。左手がバキバキに折れて、当分はバイクに乗れません。
URL | としや #-
2022/06/24 18:39 | edit
>としやさん
ええええー! 大怪我じゃないですか
なんてこったい
URL | タビコ #O5mp8qzk
2022/06/30 22:10 | edit
左手にプレート入って
サイボーグになりました。
URL | としや #-
2022/06/30 22:31 | edit
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